2018-06-15 第196回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
この報告書では、たばこの健康影響については、疫学研究等の科学的知見をレビューし、特に疾患等との因果関係の判断においては、関連の一致性、強固性、時間的前後関係、生物学的な機序、量反応関係、禁煙後のリスク減少の有無などを総合的に吟味した上で、たばこと疾患等との因果関係を四段階で判定した結果が示されております。
この報告書では、たばこの健康影響については、疫学研究等の科学的知見をレビューし、特に疾患等との因果関係の判断においては、関連の一致性、強固性、時間的前後関係、生物学的な機序、量反応関係、禁煙後のリスク減少の有無などを総合的に吟味した上で、たばこと疾患等との因果関係を四段階で判定した結果が示されております。
これは、要するに、量反応関係が認められるということであれば、原因、結果の関係が少しは支持されるということです。下の図は、私たちは一九九一年から二〇〇一年までチェルノブイリ周辺で児童の検診をしてまいりました。最初の五年間で十六万人の児童を検診した。それを、十二万人のデータをまとめたものを報告しています。その後の五年間では、もう少し原因が何かということを突き止めるようなデザインでやったわけです。
今回の届きましたクライテリアは、やはりいろいろの検討がワーキンググループあるいはタスクグループの中でなされたものと思いますけれども、胎児に対する量、反応関係、その数値というものはなかなか学問的には出にくい、したがって今回のクライテリアの中ではひとつその辺の研究をもっとやってほしいという趣旨のことを最後の勧告の中で示されております。
唯一わかるのは、疫学においては量反応関係という非常に定量的な解析であるわけです。 これは何かといいますと、リンゴを百個食べたら死んじゃった。それから五十個食べたらまだ生きていた。一個食べたらぴんぴんしていた、ビタミンCがよくなって肌もきれいになった。
また、いわゆる量反応関係というものも特別に認められないというところでございます。しかしながら交代制勤務がいろいろな関係におきまして問題があるということは十分承知しておりますので、いま先生御指摘のように、私ども従来の調査もございましたが、さらに本年この調査を実施することにいたして、ただいまのような問題を含めて、そういった問題についての検討を進めていこうというふうに考えております。
○政府委員(本田正君) 量反応関係と申しますか、どれくらいの量が人体に入ったときにどういう反応が起こるかということを実はつかみたかったわけでございます。ところが、各県における汚染状況というもの、それから住民がどれくらいの汚染状況によって水から米から、あるいは野菜からカドミウムを摂取したかという量の関係が、どうしても今回の調査では各県ばらばらでつかみようがなかった。
それだけではなくて、チェーンソーによる振動の量、反応関係につきましてもいまだ結論を得るには至っていないというのが医学界等の現状になっているわけでございます。 このような状況でございますので、現在の行政指導の内容をいますぐに法律で規制をしていくというのがどうかという、まあ若干のためらいを持っているわけでございます。
また、チェーンソーによります振動の量、反応関係と申しますが、どのくらいの振動があった場合にどのくらい人体反応があるかというようなことにつきましても、さらに究明する必要がございます。 さらに、このような暴露限界などを定めるに当たりましては、振動の量的な把握方法を検討する必要があるわけでございますが、これはただいま専門家に委託して検討をいただいておりますが、近く報告がなされる予定でございます。
これは古い順番に言いますと、昭和五十年度に専門委員会の副委員長である外山敏夫氏が「都市大気汚染の医学的評価方法と環境基準との関連に関する研究」というテーマで七百二十万円、昭和五十一年度には香川順氏が「複合汚染の人体影響-特に肺機能への影響から見た量・反応関係の研究」ということで三百万円、続いて同氏は五十二年度にも同じテーマで四百万円、そして五十二年度には「空気中有害物質の濃度基準の医学的考察」という
ですから、そういう地形等を勘案して、いわゆる衛星測定局でございますね、そういうものを調査する測定局を最低限度、たくさんは要りませんが置いて調べる、そしてそれを総合的に判断して、汚染、いわゆる量−反応関係の量の方を、完全とは言えないけれども、そういうものを置くことによって一歩でも二歩でも進むのじゃないか、これが今後の合理的な学問的な道だと思っております。それ以外にないと思っております。
そして理想的な——これから先余り言葉をやさしくできませんので専門の言葉を使わさしていただきますと、量−反応関係というものの資料がありますならば、これはもうその資料から実は指針も基準も出てまいります。 かようにおっしゃっております。
もしも指針とか環境基準というようなものがわれわれの疫学的研究からできるとするのならば、これは理想的な案をつくることによって、そして理想的な――これから先余り言葉をやさしくできませんので専門の言葉を使わさしていただきますと、量-反応関係というものの資料がありますならば、これはもうその資料から実は指針も基準も出てまいります。しかしながら、残念ながらいまの状態から申しますと、そういう資料はございません。
第二点は、米のカドミウム濃度とその影響につては、WHOは米中のカドミウム濃度が〇・五ないし〇・八ミリグラム・パーキログラム及びそれ以上の地域において低分子量たん白尿の出現率の増加と関連があるというふうに言っておりますが、文献学的研究では十二ページ、十三ページにかけまして、現時点における米中カドミウム濃度と腎尿細管機能異常との間に量−反応関係が必ずしも見られないのも当然と言えるかもしれない、量と反応の
要するに、そういうふうな許容濃度とか、あるいは抑制濃度について確実なものを出すには、量反応関係が必要である、これこれの量でどれだけ出るか、だから、がんで言えば、これだけの濃度のときに何人中何人発がんしたかという資料が必要になるわけであります。それがまだ十分にそろっていない。